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〈浜松民商ニュースより〉「命の水を守る」市民の力をひとつに

 

6月23日、「浜松市の水道民営化を考える市民ネットワーク」が創立して1年目の節目に、報告も兼ねた総会を開催しました。参加した人数は約45名で、会場いっぱいの人が集まりました。総会は前半にこれまでの活動経過と竹内康人さんの浜松市公開文書の分析、後半に大阪経済大学の稲葉紀久雄名誉教授の講演会の2部構成でした。

 

前半の竹内さんの話では、浜松市の公開文書を分析した結果

 

① 委員に納得できる説明がない。資料提示の仕方が、市は論点をすり替えたこと。
② 水道コンセッションでは、モニタリング団体はない。
③ 市は水道料金の計算式が複雑になることを認めた。
④ 海外での再公営化については、例があるのに触れない説明
⑤ 地元業者との連携については、具体案は示していない。
(一部抜粋)

 

これらの事項を浜松市が水道コンセッション導入ありきの議論しかしていない根拠として示し、市民ネットワークの「関心がない人にも広げていくためにはもっと周知していく必要がある」とさらなる活動の必要性を訴えました。

 

現在は凍結しているコンセッションですが、浜松市は機を見て強行してくることは、間違いありません。凍結している今こそ一致団結して廃止を実現しましょう。

 

 

後半の稲葉教授の講演会は、下水道コンセッションは下水道法違反だとして、違法状態の最小化のためになすべきこと、市民の力で異常行動を抑制することだと強くお話しされました。

 

 

水は生活に欠かせないものです。その水を金儲けのための道具にすることは許されることではありません。浜松市の水道民営化、下水道コンセッションの問題点を市民に知らせ公営水道を守っていく世論を大きくしましょう。