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9の日宣伝 ー ウクライナに平和を!ロシアは侵略やめろ!

3月9日、県商連も加盟する静岡県憲法共同センターの9の日宣伝が行われました。毎月の宣伝では「憲法改悪を許さない全国署名」に取り組んでいますが、この日は参加者のロシアのウクライナ侵攻に対する抗議の意思を込めた訴えに、署名に人だかりができるほどになりました。

この間、安倍晋三元首相がロシアのウクライナ攻撃に便乗し『アメリカとの「核共有」についての議論を進めるべき』との考えを吐露し、その周辺からも同様の意見が相次いでいます。

改憲派はこれに伴い、9条改憲を一気に進めるかのように方々で発言を強めています。

今まさに爆撃などの危険から逃げ惑うウクライナ市民の心情を無視した無神経な発言と、核保有や核使用をあまりにも軽く語る姿勢は許されるものではありません。

宣伝では、「こうした動きに流されず、憲法改悪を許さないの国民の意思を突き付けよう」と参加した9人が道行く人に呼びかけました。

行動に参加した県商連婦人部の川島文江会長は、「毎月の宣伝と全く違う雰囲気で、自ら署名する人が次から次に集まってきた。今まで戦争なんて起こるはずがないと思っていた人たちが、ニュースでウクライナの惨状を見て、他人事じゃないと危機感を持った様子だった」と語りました。

署名の呼びかけに、70代の男性が「安倍元首相の核共有の話が許せない。核で脅すなんてロシアと同じだ」、80代の女性は「私も戦争を経験しているから、ウクライナの人たちの様子を見てとても心が痛む」などと話しながら署名をしました。

20代の若者も次々立ち止まり「何の署名ですか?」と訊ねてきたため、「憲法9条の改悪を許さない署名です」と答えると、「戦争に反対するものであればすぐに署名します!」と言って署名をしていきました。

1時間の行動で集まった署名は63人分、「人道支援への募金がしたい」と申し出てきた人も多く、来月は募金の呼びかけも行う予定です。