消費税負担の逆進性に納得し署名 消費税各界連5月宣伝

 県商連も参加する消費税廃止各界連は5月24日、静岡市呉服町商店街で昼休み宣伝を行いました。

 物価高騰により2023年度に比べ家計消費支出が10万円も増加していることや、国民の貯蓄率の低下について訴え、一時的な定額減税でなく庶民の暮らしにすぐ効果のある消費税率の引き下げに向け声を上げようと訴えました。

 自転車で通りがかった女性は歩道脇に自転車を止め、「自民党の裏金問題などきちんと説明もしないくせに、なぜ国民の希望を聞かないのかね」と話しながら署名しました。対話で「みんな暮らしが大変だと思うけど、なぜ減税が実現しないのかな」と話したため、「政府による消費税は社会保障のためという刷り込みや、個人情報の問題など、ものごとの一部ばかりを強調し宣伝したきたために、声を上げようという人が確かに少なくなってしまったのでは」と答えると、「そうだね、私も知り合いなんかに、こういう署名集めてる人たちがいることを伝えるね」と激励してくれました。

 手渡したチラシを受け取った女性は「私は消費税に賛成、だって買い物する人に掛かって誰にでも平等じゃない?」と話したため、「所得が少ない人も所得が多い人も生きていくために食べることは必要で買い物すれば消費税はかかりますが、両方とも最低限の買い物しかしないとしたら確実に所得の低い方の税負担が重く、格差がさらに広がることが問題だと思います」と伝えると、「確かにそうねえ」とその後も対話が続きました。

 食費だけでなく、生活に必要な問題や子どもの教育費など様々なシーンを想定しながら説明すると、「確かに。今までこんな平等なものはないと思っていたけれど、そう考えてみると所得が低い人はどんどん苦しくなってしまう制度よね」と話し、消費税率引き下げの思いに賛同し署名してくれました。

 1時間の宣伝に5団体8人が参加し、11人分の署名を集めました。

4月 消費税各界連宣伝 社会保障財源を口実に消費税導入から35年、社会保障は良くなりましたか?負担ばかりでもう限界!消費税減税で暮らしと営業の支援を

4月24日、消費税廃止各界連の署名宣伝をJR静岡駅北口地下広場で行いました。行き交う人にチラシ入りのティッシュを手渡しながら、「物価高騰が続く中、消費税減税で国民の暮らしと中小業者の経営支援を」などと訴えながら署名を呼びかけました。

 昼休みの時間帯のため足早に通り過ぎる人が多い中、チラシを取り出し内容を確認したり、アピールボードを見て立ち止まってくれた人には、「消費税導入から35年が経過しました、社会保障は良くなったと感じていますか?」と問いかけると、70代の女性は「年々悪くなっているよね、年金は少ないままなのに医療費や生活費の負担はどんどん増えていてとても苦しい」と話しました。

 50代の女性は「就職したばかりの頃より国民年金の月額保険料が倍以上になっているのに、将来年金を受け取ることすらできないのではとよく考える、修礼が不安でしかない」と語り、一緒にいた職場の同僚と共に署名しました。

 別の50代女性は「社会保障のためにはさらに増税も必要あのでは?」と語ったため、消費税が導入された1989年当時の医療費窓口負担や厚生年金のことなどについて対話すると、「確かに社会保障財源とは言えないですね、これからもっと注意深く見るようにします」と話し署名しました。

 行動には6団体から7人が参加、署名は11人分を集めました。

2月 消費税各界連宣伝 国民には増税、国会議員は脱税!? 裏金議員にキッチリ課税を!被災地支援にもつながる消費税の減税を

2月22日、消費税廃止静岡県各界連の定例宣伝を行いました。

 雨天のためいつもの商店街でなくJR静岡駅北口地下広場で行いましたが、商業団体などがイベントを行っていたため、ハンドマイクを使わずに「裏金議員に課税を求め、国民の負担軽減のため消費税減税を実現させよう」と訴えました。

 チラシ入りのティッシュを手渡しながら署名を呼び掛けると、60代男性が「消費税減税なら賛成」と立ち止まり署名しました。

 5,6人で歩いていた男子高校生は呼びかけると立ち止まりましたが、「消費税は社会保障のために必要じゃないんですか?」と質問してきたため、社会保障の財源として導入された消費税だが、その税収以上に減税が行われ、医療や年金をはじめとした社会保障と福祉の面で改悪が続いていることを説明したところ、署名はしないまでも「じゃあこれを読んでみます」とチラシを受け取っていきました。

 ティッシュを受け取った20代の2人組女性は、「署名はごめんなさい」と通り過ぎていきましたが、宣伝終了間際に再び通りかかり、「やっぱり署名していきます」と揃って署名をしました。

 ハンドマイクが使えず静かな宣伝になりましたが道行く人の反応は良く、5団体8人の参加者が1時間弱で16人分の署名を集めました。

1月消費税各界連宣伝 震災被災者の暮らしと復興支援のためにも、今すぐ消費税減税を

 静商連も参加する消費税廃止静岡県各界連は、静岡市葵区呉服町通り商店街で1月24日、消費税率引き下げを求める請願署名の定例宣伝を行いました。

 時おり風花が舞うほどの冷え込みと、商店街の店舗の半分ほどが定休日とあり、道行く人はまばらでしたが「能登半島地震被災者の生活と復興支援のためにも早急な消費税減税を」と参加者が交代で訴えると、「私もそう思います」と立ち止まり署名していく人達がいました。

 70代の女性は「収入は国民年金だけだから物価が高くて本当に困っている」と話しながら署名しました。同じく70代男性は「国民生活、復興支援、どちらもすぐに消費税減税すればみんな助かるのに、どうして政府はやらないんだ」と、パーティー券収入に関わる裏金問題にも憤りを語りながら署名しました。

 チラシを受け取った30代の女性は一度通り過ぎてから「やっぱり署名します」と戻ってきました。対話の中で「給料が上がらないのに出費ばかりが増えてとても大変、アルバイトもしなければ貯金はできない」と語っていました。

 署名宣伝には4団体から6人が参加、署名は5人分集まりました。

12月消費税各界連宣伝 サラリーマン、買い物客らが立ち止まり「消費税減税」求め次々署名

 12月22日、静商連も参加する消費税廃止静岡県各界連は、静岡市呉服町商店街で「消費税率5%以下への引き下げとインボイス制度の廃止を求める」署名宣伝を行い、加盟7団体から参加した12人が、手作りのアピールボードなどを持ち、行き交う人たちに署名を呼びかけました。

 参加団体の各代表が代わる代わるマイクを持ち、消費税は社会保障予算の拡充といって34年前に導入され増税を繰り返してきたが、サラリーマンの医療費窓口負担は1割から3割に、高齢者は定額800円から最大3割に負担増となり、厚生年金支給開始は5年延長され、国民年金月額保険料は2倍以上になっていることを訴え、「裏金で私腹を肥やす政治家を許さず、物価高騰で厳しい暮らしを強いられている国民が今こそ声を上げ減税を実現させよう」と呼びかけました。

 昼休みで通りかかったという30代の青年は、『生まれて初めて』の署名をしながら、「働き方改革で残業が減り休日が増えたが、手取りが減ったため本当に生活がきついです。ガソリンも高いのでなるべく車を使わないようにしている」と語りました。

 60代の女性2人組は「年末年始の買い物をしたくて出掛けて来たけれど、昨年より価格がかなり上がっていたので買うのを諦めたの」と語り揃って署名をしました。「もう絶対減税しかないと思うけれど、なぜ岸田さんはやろうとしないのかな」、「私たちがこんなに苦しいのに、パーティー券で儲ける政治家とか許せないわよね」と憤りを語っていました。

 家計の厳しさを実感する年の瀬のためか、ビラ入りのティッシュやチラシを受け取った人々が、あちらこちらで立ち止まり「減税してほしい」と話しながら署名をしていき、1時間弱の宣伝で37人分の署名が集まりました。