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〈沼津民商ニュースより〉憲法記念日市民のつどい

5月3日、プラサヴェルデにて「憲法記念日市民のつどい」が開催されました。参加は全体で約130名。沼津民商からも12名が参加しました。

 

第1部では、沼津民商の中田聡(あきら)事務局が、弾き語りでのミニライブを行いました。自身のオリジナル曲や中島みゆきさんの「糸」など全4曲を熱唱。途中のМCでは、若者からの視点を交えながら、日々の出来事や憲法についての思いを語りました。

 

第2部では、京都精華大学人文学部専任講師の白井聡(さとし)さんが「戦後の国体の崩壊と改憲問題」と題し講演。腐敗と劣化がとどまらない、新米保守派が支配する日本の現状を戦後の国体を軸に説明。軽快な切り口と強い言葉で、福島事故での日本の無責任体質、敗戦の事実の否認、日本人の権利意識の理解のズレ、そして対米従属の問題点など、ズバズバと今の日本の体質に切り込みました。世界に目を向けても、「野党の皆さんも、政権が欲しかったら、もう少しアメリカに敬意を払ったら」という政権与党の発言を紹介しながら、やむおえず米国に従属している他国とは違い、日本は喜んで従っている事を指摘。「このままでは、平和を願い、9条を守ってきた皆さんが、何かあった際に『9条のせいで現実の対応ができなかった』と窮地に追い込まれるのは目に見えている」「今の政治の腐敗、今の政権は、諸悪の原因ではなく国民の怠慢の招いた結果ではないか」と政権に対しても、我々に対しても、強烈に警鐘を鳴らしました。

 

質疑応答の場面でも、「今の日本国民には、崇高に掲げられた憲法前文を受け止めるだけのキャパがない」とバッサリ。歯に衣着せぬ物言いで今の日本の危険性を投げかけました。