7月23日(火)沼津市役所にて、「浜岡原発を廃炉にし原発ゼロをめざす市民の会」による、浜岡原発事故時の沼津市の防災対策について申し入れがされ、沼津民商からも1名が参加しました。
申し入れでは、沼津市の防災対策は、自然災害等を主な内容としての計画にとどまり、浜岡原発の事故等については一切の記述がない事に基づき、直ちに着手する防災対策・計画として
①情報の収集、連絡体制の整備、市民への情報伝達等について
②市民の命と健康を守るために事前に対応すべき課題
③日常における市民への情報提供や行政の取り組みについて
の3項目を柱に、市民の避難場所や手段の確保、ヨウ素剤の提供手段と服用方法の指導、教育の中で原発について伝えていく事、また自然エネルギーへの転換を支援・助成する事、などを懇談・申し入れしました。
沼津市は、ひとたび浜岡原発で事故が起これば、国の災害対策で謳う30キロ圏の外にあるとはいえ、駿河湾を隔て何の遮蔽物も無い、直線距離80キロに位置し、風の影響もあり大きな被害が出る事、また何より、子供たちへの影響が甚大な事を訴えました。
沼津市長、議長・副議長共に「市民の命や健康を守ることが大切。出して頂いた申し入れを良く吟味し、関係部署や、議会で話し合う」と回答しました。
最後に「福島原発事故を教訓に、市も一緒になって、防災対策の強化と組織作り、市民への啓もうに力を注いでください」と訴えました。今後も引き続き、運動に取り組んで行きます。