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全商連創立70周年記念集会・式典

11月14日、今年8月3日に創立70周年を迎えた全商連の記念集会・式典が東京都内で開かれ、大石秀之県連会長(全商連常任理事)と県連三役(全商連理事)、そして栗田博司県連共済会理事長の6人が出席しました。全体では全国の役員や来賓の方を含め約300人の出席でした。

集会では全商連岡崎事務局長が「全商連創立70周年記念集会への報告」として、コロナ禍、業者の営業とくらしを守る取り組みと並行し、多くの仲間を迎え創立70周年を迎えようと奮闘した全国民商の運動の報告と、民商・全商連の70年の歴史について改めて語りました。

敗戦と祖国再建、苛烈な徴税とのたたかいの中で結成された全商連70年の運動は、国民の命とくらしを破壊する「戦争する国づくり」を許さないことを大前提に、税金で破壊されない国民のくらしと営業を守ることに徹してきました。

新型コロナの発生と拡大は、業者の営業を脅かしただけでなく、「集まって話し合う」ことで築いてきた民商・全商連運動をも分断しかねないものでしたが、「コロナ禍だからできること」と発想を変え仲間の拡大をした組織が少なくありません。

10月末の総選挙結果は、与党の絶対安定多数となりましたが、「消費税減税」を公約する野党の比例票は与党票を250万も上回りました。

こうした結果と70周年を新たな出発点として、国政転換、中小業者の危機打開に再び踏み出そうと、来賓の方々からも呼びかけられました。

組織拡大顕彰では、「総合力向上顕彰=読者・会員・共済A・婦人・青年の5課題全てで直近の各全国総会時現勢を突破」で、三島民商、沼津民商、浜北民商が見事基準達成をして名前が読み上げられました。

浜北民商は「全国けん引顕彰=商工新聞読者数で地域の対象業者比10%以上を組織しつつ、全商連第54回総会時現勢より読者・会員共に増勢」も突破しています。

各顕彰基準突破の民商には年明けに記念品が届けられます。

休憩をはさみ始まった記念式典では、日本共産党委員長・志位氏をはじめとした多くの来賓の方より祝辞と激励が述べられました。中でも志位氏の「中小業者の自らの意思によって設立・運営されている団体は世界でも例がなく、海外で話すと大変驚かれる」とのお話は印象的でした。

普段活動していると忘れがちなことですが、「私たちは自らの意思で集い、自分たちが納めた会費で運営しているからこそ自由にモノが言える」。

生き生きと商売し地域を照らし、人間らしいくらしを求め国や自治体に要求をぶつけていく、民商・全商連のもつ役割について改めて考えさせられました。

70周年功労者顕彰では、50年在籍会員4,663人(静岡231人)、40年在籍会員6,947人(静岡294人)、全商連役員を歴任された方、60周年以降に物故された全商連役員が名前は読み上げられませんが紹介されました。

集会・式典では「民商・全商連70年のあゆみ(年表)」も配布されました。