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台風15号と線状降水帯による被害状況

昨日から引き続き、民商会員さんの状況について報告が集まっていますが、静岡市清水区の断水で被災者はかなり過酷な状況です。床上はもちろん、床下浸水でも、外にある給湯器本体やエアコン室外機に泥が入り込みもう使えない状態になっている方が多いです。

電気は通っているけれどエアコン使えないので暑い上に、シャワーも浴びることができない。

公共や民間施設がお風呂を開放しているけれど、車が水没し動かず、地元の自動車修理工場では代車の手配が間に合わず、みなさん徒歩や自転車で動いています。

徒歩や自転車なので、給水所に行ってもたくさんの水は運べません。

おまけに給水所は長蛇の列で暑い中5時間も待った人がいて、倒れた方もいるそうです。そしてそもそも、ポリタンクが調達できません。

ポリタンクも水も手に入らないため、車が無事だった人は、三島市や沼津市まで買いに行っているとのことです。

県商連で2Lペットボトルのミネラルウォーター900本手配しましたが、配送会社のトラックが水没などで、どの運送会社も荷物の遅配が起こっています。

本日(9/27)届くはずだったミネラルウォーター、100本ほどは届きましたが、残りはいつになるか分からないと、本日になって連絡が来ました。

ある会員さんのお向かいの女性、高齢で軽い認知症があるそうですが、玄関を開けて「大丈夫?」と声を掛けたら、「大丈夫」と答えるものの、濡れてびしょびしょの畳の上で正座していたそうです。

もちろん自分で水をもらいに行くことはできないため、近所の人が運んでわたしているそうですが、そういう人ばかりではありません。

孤立している高齢者や障がいのある方が必ずいます。

近隣市町に親せきや友人がいる方は、助けも借りているようですが、近くに頼れる人がいない人もたくさんいます。

工場の機械が水没し仕事ができずにいる人も多く、仕事用の車も新しいものを買わざるを得ない状態ですが、「納車は早くて3か月先になる」と言われたという会員さんもいます。

また、天竜の会員さんは土砂崩れで家屋の1階と工場に土砂が流れ込み、もう住むこともできないし工場も今のままでは使えません。(テレビで報道された家ではありません、本人は無事です)でも、全国ネットではほとんど放映されていないですね。

おかしいです。今まで土砂災害、水害、何度も何度も放映してるのに、なぜこの状況はあまり話題にならないのか不思議です。