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「核兵器禁止条約」発効まであと少し!日本も参加を!

9月15日、県商連も「非核の政府を求める静岡の会」の一員として参加する「ヒバクシャ国際署名をすすめる静岡県連絡会団体代表者会議」が開かれました。

この間取り組んできた「ヒバクシャ国際署名」は、「後世の人びとが生き地獄を体験しないように、生きているうちに何としても核兵器のない世界を実現したい」という被爆者たちの思いからスタートし、2020年までに、世界中で数億の署名を集めることを目標に取り組まれてきました。

県内民商・県商連でもここ数年、消費税署名、憲法署名、ヒバクシャ署名の3署名を最重要課題に位置付け取り組んできました。

今年に入り新型コロナの影響で集まることができなくなり、3月の確定申告時期、業者が一番集まる時期に現行署名の最後の訴えが出来ず残念ではありましたが、それでも静岡連絡会としての最終集約までに県内各地の民商で集められた署名を代表者会議に届けることができました。

代表者会議に持ち込んだ署名は 6,945人分、全県トータルで 12,841人分の署名を集めました。

静岡県連絡会が発足した2018年4月時点では、条約への批准国は僅か7カ国でしたが、今年8月時点では署名84カ国、批准44カ国となり、発効に必要な50カ国まであと少しです。

会議では問題提起として、第5福竜丸平和協会代表理事で静岡大学名誉教授の山本義彦先生より「世界的な核禁止条約の発効を目指して」という題目で問題提起&ミニ講演がされました。

核兵器禁止条約の性格やラッセル・アインシュタイン宣言をかみ砕いて説明してくれましたが、最も印象に残ったのは最後の「愛国心とは」のところでした。(県連事務局長・瀬川)

愛国心とは、軍事力とをもって強い国をつくることではなく、立憲主義と平和な国づくりを目指す国の姿勢、それを以って国際貢献していくことで、国民に沸く愛着という感情。国の姿勢に誇りを持ち、この国の国民で良かったと思うことこそ愛国心ではないか。

新政権が誕生しましたが、前政権を引き継ぐのではなく、新しい国づくりに挑戦してもらえないでしょうか。

世界で唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約への批准を引き続き求めていきましょう。