換価の猶予申請 納付能力調査がありました
4月15~16日(月~火)、藤枝税務署において消費税の換価の猶予申請をした会員の皆さんの納付能力調査(簡易な面談)がありました。
15日には3人の会員、16日には5人の会員が行い、各自およそ5~10分くらいの面接で今後発生する所得税の予定納税や消費税の中間納付のことなどが面談の中心で、とくに根掘り葉掘り聞かれることもなく、何年か申請されている方は、徴収の統括官の方から「○○さんはいつもしっかり納付してくださっているので、昨年どおりお願いします」という感じで、換価の猶予申請の簡単な説明だけで終わるなど、10年ちょっと前に初めて納税の猶予申請をしたときに比べて、ほとんど時間がかからなくなりました。
3月29日に集団申請した会員の納付能力調査は終わりましたが、4月に入り「やっぱり一度で消費税を納付することができなかったので、換価の猶予申請をしたい」との相談が数件あるなど、消費税の納付に困っている方が何人もいるようです。納付期限は過ぎてしまっていても、消費税・所得税の納付が困難な方は換価の猶予申請をしましょう。
複数税率・インボイス等消費税の学習会を開催
4月12日(金)夜、西益津地区交流センターにおいて、2019年10月に増税が予定されている消費税についての学習会が開催されました。
民商でも「消費税増税中止を求める請願署名」を皆さんからいただいていますが、2019年10月に消費税が増税された場合、複数税率制度やインボイスの導入が決定されるなど、中小自営業者にとって増税による納税額が増えるだけでなく、請求書の作成の仕方など事務負担も大幅に増えることが学習の中心に。
参加者からは「学習会に来なかったら、こんな細かいことをやらなければならないなんてわからなかった。ほとんどの業者は消費税が増税された後、こんなことをやらなければならなくなるなんてわからないだろうな」との感想も出されました。
その後、今ニュース等で話題となっているキャッシュレスを利用したポイント還元制度やプレミアム商品券のメリットやデメリットについて学習し、キャッシュレス決済によるポイント還元制度やプレミアム商品券が業者にとってもメリットが薄く、全体としてデメリットが多い制度になることが話題となりました。
引続き学習会の開催を計画したいと考えていますので、ぜひご参加ください。